10月27日公開のマガポケ掲載、中武士竜先生『十字架のろくにん』104話「おかえり」をご紹介します。
復讐を決意したあの日のことも、至極京のことも思い出した俊ですが…。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『十字架のろくにん』103話までのあらすじ
前話の詳細はこちら。
誕生日を北見と川奈に祝ってもらった俊は、その夜遅く、千鶴に電話し、至極京という人物を知らないかと問いかけます。
知らないと答える千鶴でしたが、次の日2人は会う約束をします。
2人が行ったのは俊と祖父が暮らしていた家でした。
そこには火事で焼けた後に瓦礫が残っているだけでした。
千鶴が高校時代の俊について知っている事を教えます。
「殺さなきゃいけない人間がいると言っていたよ。」
それを聞いても何も思い出せない俊は帰ろうとして歩き出します。
すると隣に蔵を発見し、その中に入った俊と千鶴が1枚の写真を発見します。
「北山部隊」と上に書かれていました。
その前で、祖父に後ろから声を掛けられた映像が頭に浮かびます。
その瞬間全ての記憶が甦りました!
『十字架のろくにん』104話の内容(ネタバレあり)
戻った記憶
俊は千鶴と祖父の家に行き、記憶がよみがえった後、倒れて気を失ってしまいました。
目が覚めると、北見と川奈がいて、記憶が戻った事を千鶴から聞かされていました。
北見に言われ、取り戻した記憶を2人に話しました。
でも記憶を何故失くしたのかは思い出せないと。
至極京の名前を聞いた北見は、最近テレビやネットでよく見かける人物がそんなひどい事をしていたなんて!と怒りをあらわにします。
家族
川奈は許せない奴!私たちで何とかしましょう!と北見に言います。
俊はこれは自分の復讐だから、自分1人でやる。
二人を巻き込むことは出来ない。
今までありがとうございますと言って、北見医院から出て行こうとします。
川奈は俊を引きとめようとします。
すると北見は、僕たちはもう巻き込まれているんだよ。
ジュージカは悪い奴の話しを聞いてしまったら、決して後には引かない。
それさえも忘れてしまったのか!と言います。
もうほっといてくださいと尚も出て行こうとする俊に、自分たちは家族だから、苦しみは一緒に背負っていきたいんだと北見は言います。
それを聞いた俊は自分の本当の誕生日は11/8だったけど、これからは誕生日を祝ってくれた9/23にしますと言い、とどまる事にします。
じゃあ、ご飯食べに行こうか!と北見が言うと、私は中華が食べたい!と、川奈が言います。
そこは俊くんが選ぶとこだよと北見は言いました。
革命倶楽部 総本部
山間の道を走った先に革命倶楽部の総本部がありました。
ある部屋の中では、至極京の目の前で首を吊ろうとしている若者がいます。
彼は京ちゃんをどうしたら退屈させずに喜ばせるのかわかった、今から死ぬところを見せます!と言うと、うれしそうに笑いながら首吊りをしました。
それを見た京は、「つまらない」と言いました。
すると側近らしき人間が「京ちゃん」と声を掛けながら何人か入ってきました。
みんなそろってどうしたの?と聞く京に最近の俊の写真を見せます。
写真を見た京は「戻ってきたんだ、漆間俊。おかえり」と、悪魔の微笑を浮かべます。
側近たちは、みんな氷のように冷たい表情をしていました。
次の話はこちら!
『十字架のろくにん』104話の感想
記憶が戻った俊の復讐を家族だからと北見と川奈が、一緒にやろうとするところは感動的でした。
新しい家族が出来た事も、孤独だった俊の心に、光が差し込んだようでした。
悪を倒すために殺人を犯すジュージカ。
それとは対照的にあくまで実験のために人を死に追いやる至極京。
その考えに賛同して、集まる革命倶楽部会員。
俊の写真を取っているということは、今まで、ずっと俊を見張り続けていたということなのか…とゾッとしました。
俊が記憶を失った原因はわからないと言っていましたが、
これには必ず革命倶楽部の側近が関わっているのだろうと思ってしまいます。
記憶喪失の原因は?
俊の元気な姿をみた京は何を仕掛けてくるのか?
俊とジュージカは京を倒すためにどのように動き出すのか?
次の展開がますます楽しみです!
(ライター:かずみん)
次の話はこちら!
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