9月1日公開のマガポケ掲載、中武士竜先生『十字架のろくにん』97話をご紹介します。
ジュージカに殺人依頼にやってきた17歳の赤松哲太。
自分の祖父を騙して殺した、革命倶楽部の権田という男を殺して欲しいとのこと。
その経緯が明かされます。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『十字架のろくにん』96話までのあらすじ
前話の詳細はこちら。
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ジュージカに殺人依頼に来た哲太。その理由を話し始めます。
哲太は祖父と2人暮らしで、心優しい祖父はある日から人が変わったようになり、年金も底をつきました。
生活は大変になり、食べ物も服も買えず、哲太は学校で馬鹿にされ、祖父は近所の人にお金や食べ物を恵んでほしいと頼むようになりました。
原因は祖父がパソコン教室で知り合った友達によるもののようで、その人物にお金を取られているようでした。
そんな人間とは縁を切れと言う哲太を祖父は殴ってしまいます。
そんなある日、革命倶楽部の権田と名乗る人物が家にやってきました。
『十字架のろくにん』97話の内容(ネタバレあり)
権田
学校から帰ると、家には権田と名乗る男が座っていました。
祖父とパソコン教室で友達になったと言います。
祖父は権田にたくさんの借金があり、代わりに哲太に返すように要求します。
そうしないと警察に連れて行く事になると言い出しました。
それを聞いた哲太は怖くなり、従う事になります。
お金と暴力
学校が終わるとバイトをして、終わるとすっかり家に住み着いた権田の世話をしなければなりません。
気に入らない事があると権田は哲太を殴ったり蹴ったりします。
権田にとって、哲太はお金も持ってくる、気に入らないと暴力を振るえる、都合のよい操り人形でした。
その様子を見ても祖父は何事もなかったかのように振舞います。
味方は誰もいなくなり哲太はすっかり一人ぼっちになってしまいました。
祖父の死
そんな生活が2ヶ月ほどたち、夏になりました。
常に暴力を振るわれている哲太は体中が痣だらけのため、暑くても半袖を着ることが出来ませんでした。
ある日、権田にクサイと言われ、あることを思いついたと、権田に家の風呂に連れて行かれます。
後から風呂に来た権田は手に持ったひどいにおいのするビニール袋を差し出します。
中に入っていたのは権田の排泄物でした。
権田はそれで哲太に体を洗えと要求します。
あまりの悪臭に哲太は思わず戻してしまいました。
怒った権田はひどい言葉を浴びせながら哲太を殴り続けます。
もう駄目だ、死んでしまうと思った哲太の目に祖父が映ります。
祖父は止めようと権田に掴みかかりました。
しかし逆に突き飛ばされ壁に頭をぶつけられ、大量の血が流れます。
哲太は祖父に駆け寄りますが、権田は悪びれた様子もなく「きたない」という言葉を残して家を出ていきます。
またパンの耳のラスクを作ってあげると言い残し、祖父は亡くなりました。
記憶が戻ってきたのか、最後は哲太が知っているやさしい祖父に戻っていました。
これまでの経緯を話すと、哲太は自分の全財産を出し、泣きながら権田の殺人依頼をします。
ジュージカはこの依頼を完璧にこなしますと依頼を受けました。
続きはこちら。
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『十字架のろくにん』97話の感想
祖父はいわゆる痴呆症になってしまったのですね。
しかし、哲太にはそれがわからず、おかしくなって人に騙されていると思っていたようです。
気づけなかった事が残念ですね。
そんな老人を悪者の権田は上手く利用し、財産を奪い取ったのですね。
詐欺師のような人物だと思われますが、まだ祖父と権田はパソコン教室で知り合ったとしかわかっていません。
どのように祖父を騙していったのか、何故祖父が権田に借金をする事になったのか
次回、内容が明らかになるのでしょうか?
(ライター:かずみん)
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