押見修造先生による別冊少年マガジン5月号掲載の『おかえりアリス』最新36話をご紹介します。
男を降りるのと同じように女も降りることができるのだと慧ちゃんは説明しています。
果たしてそんな理想とする世界は本当にあるのでしょうか。
※本サイトでは内容に興味を持ってもらえるようあらすじ(ネタバレを含む)を紹介しています。 著作権の都合上、コマやセリフの大幅な抜粋はしておりませんので、詳しい内容はぜひコミックスをご購入いただきご確認ください。
『おかえりアリス』35話までのあらすじ
前の話はこちら!
自分の中の男を消すために自分の下半身の刃を入れる洋一。
病院まで走る慧ちゃんたち。
洋平は一応は無事だったようですが‥。
『おかえりアリス』36話の内容(ネタバレあり)
口を重ねる慧ちゃんと洋平
2人が2人だけの世界に行ってしまった光景を見て、阿野ちゃんは涙ぐんでいます。
それは目の前の光景に感動しているようにも見えました。
洋平は自分の心の中に慧ちゃんの姿を見たことがあると話しました。
その姿は今までに現実世界では見せたことのない姿だったようです。
慧ちゃんは心の中で髪が短くて男でも女でもない存在になっていたと言うのです。
もしかしたらこれが慧ちゃんが目指しているところなのかもしれないと洋平は考えていました。
慧ちゃんは洋平と一緒にその場所に行きたいと言い出しました。
2人だけで盛り上がっているところに水を差したのは三谷でした。
三谷はそんなことができるわけないと涙をこぼしています。
しかしこれは自分だけがおいてけぼりにされたと感じてそんなことを言い始めたようです。
慧ちゃんは突然三谷を自分の下に引き寄せたかと思うとそのまま口を重ねました。
女を降りると言う事
慧ちゃんは自分が男を降りようとしているのと同じように、女だって折れることができるとみたいに教えてあげました。
三谷はそれを聞いて大粒の涙を流しました。
そしてそのまま静かにお別れを言って病室を去っていきます。
慧ちゃんは洋平と2人が理想とする世界に行く決意をします。
『おかえりアリス』36話の感想
三谷と慧ちゃんのシーン、あれはターンエーガンダムの最終回におけるロランとソシエみたいなものだったんでしょうか。
今までのけじめというか、ちゃんと恋愛をしていたんだぞと言うことを伝えるためにというか。
36話にして本当に切なくなってしまう名シーンを描けたと思います。
それはともあれこの漫画って毎回この次が最終回でもおかしくないような展開にしてますよね。
来月ここから何年も経って2人が男でも女でもない存在になって同棲していてもおかしくないと思うんですけどね。
そういえば三谷はそのまま去っていきましたけど、あのちゃんてこの病室にまだいるんですよね。
(ライター:R)
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